朝の頭痛、薬物乱用頭痛の治し方

こんにちは。

頭が毎日痛いから
頭痛薬は飲み続ける方も結構
いらっしゃると思いますが、
頭痛を飲みすぎると
逆に体に悪いんじゃないか、
と不安を感じることはありませんか?

確かに、頭痛薬(特に鎮痛剤)を
飲み続けると、
体に悪影響が出てきます。
それが実際に現れてしまう症状が
朝の頭痛です。

鎮痛薬は、痛みをおさえる薬です。
しかし、飲み続けてしまうと、
体の機能により、その薬に慣れるように
なってしまいます。
そうすると、痛み止めの効果が
なくなってきて、
普段感じないような痛みでも
痛みとして感じるようになってきます。

まさに朝の頭痛がその証拠です。
朝目覚めるとき、
通常より脳に酸素を供給する量を
増やすために、脳周辺の血管を
拡張させます。
しかし拡張した血管は、
その周囲に張り巡らされている
神経を圧迫します。
通常の場合は、
痛みを感じないレベルですが、
薬に慣れてしまっているせいで
痛みを感じてしまうのです。

これが、「薬物乱用頭痛」
と呼ばれるもので、最近
とても多くなってきている病気です。

また、このまま飲み続ければ
血管の拡張の反動で、
通常時に血管が細くなりやくなります。
そのため、心筋梗塞・脳梗塞
など怖い病気にもなりかねません。

また、鎮痛剤は強い薬なので
胃にもダメージを与えます。
そのため、今の吐き気だけにとどまらず
胃炎・胃潰瘍・胃がん
などそちらの病気にも
なる可能性もあります。


これらの状態から脱却するためには、
やはり頭痛薬を飲まないように
することです。

始めはとても辛いと思います。
ですので、いきなりきっかり
止めるのではなく、
どうしても我慢が出来ない時だけ
飲むようにする、
などを自分で決めて、
少しずつ量を減らしていくのです。

でも、自分だけではどうしても不安、
と言う場合は、
「頭痛外来」という医療科があります。
ここは。
薬物乱用頭痛の人が治療を行っているので
そこに通うという手もあるでしょう。

また、別の手段としては、
頭痛薬の代わりに
女性の場合なら
低容量ピルを飲むようにする、
というものもあります。

女性の頭痛、主に片頭痛は
女性ホルモンの影響を大きく受けるため
女性に多いのですが、
それをピルを飲むことによって
ホルモンのバランスを安定させ、
頭痛を起きにくくする、
というものです。
どんなピルがよいのかは
婦人科の先生に聞いてみてください。


さらに体質改善も重要です。
頭痛や吐き気は、
血流の悪い場合に発生します。
冷えや筋力の低下などで
体の血流が悪くなると、
体は非常事態と認知します。
そこで酸素や栄養が最も必要な脳の
血流を良くさせようとして
脳の血管を拡張してしまうのです。
そのため、頭痛が起きるので
血行が悪くならないようにするための
対策をすればよいのです。

具体的には、
・深呼吸
酸素をたくさん吸うことで
体へ酸素を供給します。

・有酸素運動
激しい運動は必要ありませんが、
汗をかく程度の運動で
酸素を供給できます。

・冷やさない
夏の室内は冷房の影響で
思った以上に冷えています。
少しでも寒いと感じたら
一枚羽織るなどしたほうがいいです。

・ストレッチ
スマホを見たり授業を受けて
集中していると、
筋肉は緊張して血行も悪くなります。
定期的にマッサージや
姿勢を変えてみましょう。


また、頭痛にならないための
栄養を補給する、という方法もあります。
血流を良くする為の、ビタミンEとC。
片頭痛を引き起こすホルモンを調整する
マグネシウムとカルシウム。
そして、
昔から片頭痛予防に用いられてきた
夏白菊など。
これらは、サプリメントで
摂ってもよいでしょう。

これ以外にも
頭痛や吐き気を抑えるための手段が
このサイトに載っていますので
良かったら他のページもご覧下さい。


頭痛は時間はかかりますが
必ず治ります。
これらの情報があなたの
お役に立てばうれしいです。

薬物乱用頭痛の医学的判断

薬物乱用頭痛、
ご存知の方も多いかもしれませんが
鎮痛剤などの薬の飲みすぎで
薬になれてしまい、
普段は感じない痛みでも
痛みとして感じるために
常に頭痛が起こっている状態のことです。

これは主に
市販薬の中でも単一成分のものではなく
複合成分の薬により
発症するケースが多いです。


日本においては、
薬物乱用頭痛の判断は、
国際頭痛分類に準拠し、
以下のようになっています。
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薬物乱用頭痛(MOH)の診断基準
1. 頭痛は1ヵ月に15日以上存在し,CおよびDを満たす
2. 8.1「急性の物質使用または曝露による頭痛」に示す以外の薬物を3ヵ月を超えて定期的に乱用している
3. 頭痛は薬物乱用のある間に出現もしくは著明に悪化する
4. 乱用薬物の使用中止後、2ヵ月以内に頭痛が消失、または以前のパターンに戻る
エルゴタミン乱用頭痛: 3 ヵ月以上の期間、定期的に1 ヵ月に10 日以上エルゴタミンを摂取している
トリプタン乱用頭痛:3 ヵ月以上の期間、定期的に1 ヵ月に10 日以上トリプタンを摂取している
鎮痛薬乱用頭痛:3 ヵ月を超えて、1 ヵ月に15 日以上単一の鎮痛薬を服用している
オピオイド乱用頭痛:3 ヵ月を超えて、1 ヵ月に10 日以上オピオイドを服用している
複合薬物乱用頭痛:3 ヵ月を超える期間、1 ヵ月に10 日以上複合薬物を摂取している
---

ざっくりした話、
一ヶ月に10日以上頭痛がして
その度に薬を飲んでいる状態です。

薬物乱用頭痛のメカニズムと治し方

薬物乱用頭痛は
薬を飲みすぎたことにより
その薬に体が慣れてしまい、
薬が効かなくなってしまう、
という病気です。

医原病の1つとも
言えなくもありません。

では、そのメカニズムは
どうなっているのでしょうか?

頭痛薬の乱用により効かなくなるのは、
恒常性(ホメオタシー)の観点から
説明できます。

人間を含めた自然界のものは
強い外的刺激があっても
それに徐々に慣れるようになる
性質があります。
(このこと自体は科学的に証明済です)

頭痛薬(鎮痛剤)は
痛みを緩和してくれますが、
実際はとても強い薬で
体にも強い影響をもたらします。
しかし、それでも
体は薬に慣れるように出来ているのです。

また、
頭痛薬(鎮痛剤)は、
強い薬であるが故、
胃の障害・脳梗塞などを引き起こす
副作用もあるので、
できれば回数を減らした方がよいのは
間違いないでしょう。


しかし、
今まで頭痛薬に頼ってきて、
いまさら頭痛薬を手放せない、
というお気持ちもわかります。

そこで、提案したいのは、
あなたが心から信頼できる
医師を見つけ、
その医師に従うということです。

しっかりとした医師なら
あなたの疑問にもっと
誠実・正確に答えてくれるはずです。

薬物乱用で言えば、
清水俊彦 氏が有名ですが、
信用するに値する医師は大勢います。

「頭痛Online」というサイトなどで探すと
見つかりやすいかもしれません。