頭を強く打ったときに気をつけたいこと

頭やこめかみをぶつけた直後が
一番衝撃が強くて、痛いですね。

頭やこめかみを強打してしまうと、
「もしかして脳内で大変なことが
起こっていないだろうか?」

と不安な気持ちになってしまいます。


脳は体の中で大切な臓器の一つです。
そのため、脳は
人体の骨の中で最も硬いといわれている
頭蓋骨に守られています。

頭蓋骨は脳をガードする
お皿のような役割をしている為、
頭やこめかみを強く強打して、
頭蓋骨にヒビや骨折が起こっても
実際には大きな障害が残るとか
問題はそこまでありません。

その頭蓋骨も表面に硬い膜(=硬膜)
に守られています。

ほとんどの場合、
頭やこめかみを強打しても
深刻な脳内出血に至るケースは
少ないです。
通常は時間の経過と共に
痛みは和らいで行くものです。

それが徐々に痛みを増してきたり
何度も嘔吐するようでしたら、
緊急のサインですので注意が必要です。

中には脳内出血等、
強打後直ぐ意識を失ったり、
体に痺れや手足を動かすことが困難等の
重大な危険を伴う事例もあります。


○脳内出血
脳の中に出血しているため
緊急を要します。
対応が遅くなると
命の危険や後遺症が残ったりするので
注意しましょう。

○急性硬膜下出血
脳を覆っている硬膜と脳の間に
出血が起こることです。
脳内出血と同様に
緊急を要します。

○急性硬膜外出血
硬膜と頭蓋骨の間に出血することです。

問題はこの硬膜外出血で、
頭やこめかみを強打した際、
急に異常が見えなくても
6時間は気を付けて様子を見る必要が
あります。

これの怖いところは
頭を強打直後は、
意識もしっかりしていて
特に問題が無いように見えるところです。

頭蓋骨は厚さが1センチ程あるので
余程の衝撃で無い限り、
骨折することはありません。

しかし、こめかみ部分の側頭部は
数ミリしか厚さが無いので、
簡単にヒビが入り血管から
出血してしまいます。

頭蓋骨が骨折とかヒビが入ったと
聞くと重症のような気がしますが
衝撃による骨折よりも
むしろ注意したいのは、
頭蓋骨の膜「硬膜」の血管からの出血です。
硬膜の上の血管が傷つき出血し、
頭蓋骨と硬膜の間に
血の塊が溜まっていき、
脳を圧迫していきます。

頭蓋骨内の内積量は一定なので、
腫瘍であったり血液が内部にたまりだすと、
脳が圧迫されて障害を起こします。
頭やこめかみを強く強打した時は
強打した部分の痛みだけですみますが、
徐々に出血量が増えてくると
脳への圧迫も強くなります。


出血が増えていくと、
脳への圧迫も強くなる為、
頭痛が酷くなってきたり、
吐き気を伴います。

この症状が出てくるのが
大体6時間以内といわれています。

その後、手足の感覚が鈍くなったり、
意識が朦朧としてくる場合は
救急で病院へ急ぎましょう。
放って置くと意識を失い死に至ります。

頭やこめかみを強打して
6時間経過しても何も症状が無い場合、
特に心配する必要はありません。

次のような症状が出た時は
手遅れになる前に
脳外科や専門医を受診してください。

・頭痛がだんだん酷くなる
脳内で血種が出来ている可能性が高いです。
この頭痛は脳腫出血が続く限り
痛みが取れることはありません。

・何度も嘔吐が続く
大人の方で
頭を強打した後に嘔吐が起こった場合、
脳内出血を疑ったほうが良いです。

・手足を動かすことが困難

・左右で瞳孔の大きさが違う

・痙攣(けいれん)が起こる
・意識状態が悪くなり朦朧(もうろう)
としだす
呼んでも反応が鈍くなったり、
眠ったような状態になります。
意識障害が進んでくると、
昏睡状態に陥ります。
昏睡状態になった時点で、
大至急手術を受けさせないと
手遅れになります。


頭やこめかみを強打した直後に起こる症状は
そこまで心配する必要はありません。
むしろ頭を強打してから症状が
起こるまでの時間が長いほど、
後遺症が残る可能性が高くなります

また、
年配の方やご高齢の方は、
頭部やこめかみの強打から
数ヵ月後に
脳内出血が起こることもあります。

頭やこめかみを強く強打して、
意識障害や頭蓋骨に骨折やヒビがなかった
場合でも、
脳内出血が起こらないとは限らないので
注意しましょう。


大人になると
頭やこめかみを強く強打する機会は
少なくなりますが、
お酒を飲んでいる時などは
気をつけましょう。
酒のせいで感覚が麻痺し、
翌日の朝に目を覚まさなかった
とにならないように、
自分のため、家族のため、
しっかりとした知識を
身に付ける事が大切です。

また、
頭やこめかみを強く強打した場合、
6時間が経過しても
気を許さずに2、3日は
お酒や睡眠薬、風邪薬などは
飲むのを控えましょう。
薬やお酒を飲むと
微妙な症状の変化に気が付きにくくなる
からです。

posted by かみん at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 知る〜頭を強く打った場合〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頭を強打してたんこぶが出来た!これは大丈夫なのか?

頭をぶつけると
たんこぶが出来ることがありますよね?

たんこぶができると、
しばらく痛みがあるくらいで
完治します。

しかし痛みが続く場合は要注意です。



一般的に、
頭を強打しても、
たんこぶや出血などがあれば、
そんなに心配はいらないと
されています。

たんこぶは医学的には
皮下血腫という名称で
強打によって
頭皮と頭蓋骨外の間で
血管が切れてしまって、
内出血が起こってしまうことでできます。

頭蓋骨の外側が腫れているものなので、
たんこぶ自体は
それほど心配はいりません。

たんこぶや出血によって
強打の衝撃を外に逃がしている
ことになるので、
その方がかえって身体には良いのです。

たんこぶができないというのは
弱い衝撃である場合が多いです。

そのため、
たんこぶができない強打は
皮下血腫が発生しない程度の
弱い衝撃だったということなので、
心配しなくて良いケースがほとんどです。

ただし、
強打の際の衝撃が大きいときは
大きなたんこぶができます。

大きなたんこぶができたということは、
それほど強い衝撃を受けたということで、
もしかしたら内部にも何か起きている
ことが十分考えられますから、
注意する必要はあります。

そして強打の中でも
たんこぶの有無に関わらず
危険度の高い強打と低い強打があります。

危険度の高い強打とは、
速い速度で打った強打です。

速度が速いほど、
本人は何にも感じないことが多く、
表面に影響が残らないのが特徴です。

また、打ったときの角度や
打った瞬間の本人の呼吸によっても
変わってきます。

特殊なケースとして
息を吐ききってから吸いに転じる
僅かの呼吸の間隙の瞬間に強打すると、
受けた衝撃は何倍もの威力となり、
その後の身体に大きく影響を
与えてしまうことがあるのです。

とはいっても、
頭やこめかみを強打して6時間経過しても
何も症状が無い場合、
特に心配する必要はありません。



しかし頭を強打して
痛みがひかない場合、
気をつけてください。

以下の可能性があります。

・頭蓋骨骨折
頭を強く打つと、
脳を保護している頭蓋骨が
折れてしまうことがあります。

ひびが入る程度の骨折であれば
手術をする必要はありませんが、
複雑に折れてしまい、
頭の内側に落ち込んでしまうと
手術して治す必要があります。


・脳挫傷・くも膜下出血
これらは脳に怪我を負った状態です。

頭痛がどんどんひどくなったり、
吐き気、嘔吐を繰り返したり、
物が見えにくい、
手足が動かしにくい
などの症状が出てきます。

即効手術が必要になることがあります。
手術治療は全身麻酔で行い、
頭の中の血塊を取り除く手術を行います。

また、高齢者では
強打から数週間たって
頭の中に血が溜まって
手足の麻痺が出ることがあります。


posted by かみん at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 知る〜頭を強く打った場合〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする